行って得するバスツアーの旅

沖縄で出会う「大阪」

大阪から空路、2時間余り。

思いの外短い旅程です。そのせいもあってか、旅するたびに「大阪」を感じずにはいられないのは私だけではないはずです。例えば、那覇随一の歓楽街、国際通り。近年は中国や韓国からの旅行者が幅を利かせてはいるものの、負けじと大きな声で街を闊歩するのは何と言っても関西人です。うっかりするとそこが那覇であることを忘れ、ミナミの街並みを歩いているかのような錯覚すら覚えます。国際通りの居酒屋に入れば、店員さんが関西弁で注文を聞きに来る。

那覇発のミニツアーに参加すれば、ガイドさんが関西出身だったりすることもしばしばです。関西人にとってみれば、気軽に旅する場所であるばかりか、第二の人生を過ごす地でもあるのです。それに比べて、東京の人は、どこかよそ行きな空気を纏っています。それは物理的な距離を超えた、むしろ精神的な「距離」によるものなのではないでしょうか。大阪市大正区というエリアに、沖縄から移住してきた人々やその子孫が暮らす「沖縄タウン」が存在します。

琉球料理店が軒を並べ、海ぶどうや島らっきょうといった、本土では手に入りにくい食材も、そこでは容易く入手することが出来ます。古くから続く文化的な緊密さゆえに、大阪人にとっての沖縄は、電車を乗り継いで出掛けることが出来る沖縄タウンの延長として存在するのです。国際通りの居酒屋で、琉球民謡の生演奏に合わせて踊る大阪人を見掛けたら、ぜひ声を掛けてみてください。まるで地元民のような気さくさで、あなたの沖縄の旅行、思い出の1ページを彩ってくれるはずです。

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